※この記事は、製造業のものづくり補助金の申請をご検討の企業様向けに書いています。

クレアスト代表がものづくり補助金説明会に参加してきました。

ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金)は2018年2月頃から募集開始が予定されています。(更新:平成29年12月20日)

個別に事前受付をご希望の企業様「事前相談フォーム」からメール送信頂けましたら、ご相談対応させて頂きます。

この「ものづくり補助金」は、2014年度(2015年度実施)は最大1,000万円補助で約13,000社が、2015年度(2016年度実施)は最大3,000万円補助で約7,800社が、2016年度(2017年度実施)も最大3,000万円補助で約6,200社が、採択されたここ数年の目玉の補助金です。

補助率は全て2/3、一般型とIoT型は設備投資必須で、小規模型は設備投資は必須ではありません。2017年度版の予算も昨年と比べほぼ同額取られており、人気の補助金のひとつとなっています。

製造業のものづくり補助金の申請代行や相談のご依頼は、大阪・兵庫を中心に活動させて頂いている製造業出身経営コンサルタントのクレアスト中小企業診断士・行政書士事務所が得意としています。

<ものづくり補助金の最新ニュース>

「ものづくり補助金の申請書作成コンサルタントの選び方」を更新いたしました。(平成30年1月18日)
ものづくり補助金の採択実績<2017年(平成29年)実施分>のご紹介(平成29年11月15日)
ものづくり補助金のセミナー講師をさせて頂きました。(平成28年11月24日)
ものづくり補助金の特設ページを更新いたしました。詳細はこちら(平成28年11月14日)
平成28年度補正ものづくり補助金の募集が開始されました。(平成28年11月14日)
2016年ものづくり補助金の当事務所の採択事例のご紹介(平成28年9月14日)
補助金の加点要素となる経営力向上計画について(平成28年7月8日)
2016年ものづくり補助金2次募集について(平成28年7月8日)
2016年ものづくり補助金1次募集の採択結果と当事務所の代行実績(平成28年6月7日)
ものづくり補助金セミナー講師させて頂きました。第4回(大阪)(平成28年3月11日)
ものづくり補助金セミナー講師報告第3回(大阪)(平成28年3月4日)
ものづくり補助金セミナー講師させて頂きました。第2回(兵庫県)(平成28年3月1日)
ものづくり補助金セミナー講師報告第1回(大阪)(平成28年2月15日)

ものづくり補助金とは?

ものづくり補助金は、中小企業の設備投資を活性化すべく設置された経済産業省の補正予算となっている製造業を中心とした中小企業から人気の公的補助金です。

日本は、アメリカやドイツなどの世界各国と比べると設備ビンテージ年数が長期化しています。

少子高齢化が進む日本では生産効率化が求められるなか、不景気などの理由により生産効率の高い最新設備への入れ替えがなかなか進んでいませんでした。

そこで、生産効率の高い最新設備への入れ替え促進を図り、日本経済の活性化を図るためにこのものづくり補助金が設けられたと言われています。

1.事業の目的

国際的な経済社会情勢の変化に対応し、足腰の強い経済を構築するため、経営力向上に資す る革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための中小企業・小規模事業 者の設備投資等の一部を支援します。

2.補助対象者

本補助金の補助対象者は、日本国内に本社及び開発拠点を有する中小企業者に限ります。

3.補助対象事業及び補助率等

本事業では、【革新的サービス】【ものづくり技術】の2つの対象類型注1があります。また、 それぞれについて、「第四次産業革命型」「一般型」「小規模型(設備投資のみ、試作開発等)」 の事業類型があります。補助率は、補助対象経費の3分の2以内となります。

注:大阪中央会 「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」HPより

つまり、最新設備の導入や新たな革新的な事業を行い、日本経済の活性化を図る日本の中小企業に、設備の3分の2以内を補助するということです。

国が設備導入を支援してくれるので、設備導入をご検討の企業様にはチャンスです。

【ものづくり補助金のメリット】

  • なんと言っても最大3000万円の補助金を手に入ること!!
  • プロが作成した事業計画書(申請書)立てることで、自社の進むべき方向性が明確になること
  • 最大3,000万円の補助が受けながら、最新の設備を購入することができるため、補助金を受けていない競合他社との競争力が高まること

ものづくり補助金の採択実績例(2017年実施分)

それでは、冒頭で全国平均の採択率が30~40%程度だとありましたが、いったいどのような中小企業が採択されているのでしょうか?

まずは、採択された会社様の事例を見るのがわかりやすいと思いますので、当社が前回(2016年募集で2017年実施分)申請代行をさせて頂いた大阪や兵庫の中小企業様の採択実績(当社の採択率は7割超)とその概要を見てみましょう。

採択実績1~大阪市の金属加工業様~

測定機

【業種】

金属加工業(大阪府)

【補助採択額】

約1,800万円

【設備投資】

NC旋盤、3次元測定器他

【概要】

これまでよりも高い品質水準と管理体制を要求される新しい業界へ参入するため、複数の設備投資を行い生産体制を構築するという取り組み。

採択実績2~兵庫県のプラスチック切削業様~

【業種】

プラスチック加工業(兵庫県)

【補助採択額】

1,000万円

【設備投資】

NCマシニングセンタ

【概要】

既に参入している品質基準の高い業界の市場シェアを拡大すべく、設備導入し高精度加工を実現した新製品を開発するための取り組み。

採択実績3~兵庫県のプラスチック成形業様~

【業種】

プラスチック加工業(兵庫県)

【補助採択額】

1,000万円

【設備投資】

IOTを活用した生産管理システム

【概要】

多品種小ロット生産への対応のさらなる効率化を図ること、生産条件のデータ分析による品質向上を図るための取り組み。

採択実績4~大阪府の革製品加工業~

【業種】

革製品加工業(大阪市)

【補助採択額】

1,000万円

【設備投資】

NC自動裁断機、CADシステム

【概要】

CADシステム導入により開発コストを削減し、OEM受注だけでなく自社商品を開発するために生産工程を改善する取り組み。

採択実績5~全国展開している木材加工業~

【業種】

木材加工業

【補助採択額】

1,000万円

【設備投資】

NC自動裁断機

【概要】

近年の顧客ニーズに見合ったデザインの新製品を開発するために設備導入し、国内市場だけなく海外市場での販路拡大を図る取り組み。


いかがでしたでしょうか。

大阪や兵庫を中心とした採択実績の大枠のみの説明ですが、自社の強みを活かしたうえで、設備導入をするということが一番のポイントです。

ですので、ものづくり補助金のご活用をオススメする事業者様は以下の企業様です。

【ものづくり補助金のご活用をオススメする事業者様】

  • 自社の強みを活かし、設備導入により生産性を高めたい事業者様
  • 設備導入により、同業他社との競争力UPを図りたい事業者様
  • 新たな取り組みを行い、付加価値を高めたい事業者様

セミナー開催実績

ものづくり補助金を申請する場合、以下の3つの方法が考えられます。


  • 全て自分で調べ、自力で書き完成させる(知識がないとかなり難しい)
  • 専門家・コンサルタントに相談しながら自分で書く
  • 専門家・コンサルタントに相談しながら作成代行し書いてもらう

自力で書く場合には、事業計画書の書き方の知識や採択されるためのポイントを知っていないと厳しくなります。

そして、良い申請書を書き上げるのに丸1週間の時間は確保した方が良いです。

これが難しければ、良い専門家・コンサルタントに申請代行を相談し依頼した方が採択される可能性はかなり上がります。(専門家・コンサルタント選びは重要ですので後述しています。)

自分で書きたいという方、どのような補助金か知りたい方、申請を代行しようか迷っているという方向けにこれまでセミナーに行くのもひとつの方法で、私も大阪や兵庫を中心としてセミナー講師をしてきました。

<これまでのセミナー講師実績例>

2015年8月 経済産業省系の補助金の概要 セミナー講師させて頂きました。(大阪)
2015年11月 経済産業省系の補助金の概要 セミナー講師させて頂きました。(大阪)
2016年1月 創業補助金のセミナー講師をさせて頂きました。(大阪)
2016年2月 ものづくり補助金のセミナー講師を大阪・兵庫で各1回ずつさせて頂きました。
2016年3月 ものづくり補助金のセミナー講師を大阪で2回ずつさせて頂きました。

過去5年の予算と採択率は?

それでは、過去5年間の予算と採択率を見てみましょう。

概ね、30~40%の間を推移していますが、また専門家や外部コンサルタントへ相談したり申請代行したりしている上での数値ですので、ご自身で書かれる場合はこれより数値は下がると想定できます。

一方で、採択実績がない・専門業界ではないなど精通していない専門家・コンサルタントへ依頼してしまうと、採択されるものも採択されなくなるので注意が必要です。

実施年度 予算額 公募期間 申請件数 採択件数 採択率
平成25年
(平成24年
度補正予算)
1,007億円 1次募集 1次締切3/15~3/25
2次締切3/15~4/15
12,045件 4,904件 40.7%
2次募集 6/10~7/10 11,926件 5,612件 47.1%
平成26年
(平成25年
度補正予算)
1,400億円 1次募集 1次締切2/7~3/14
2次締切3/15~5/14
22,415件 9,613件 42.9%
2次募集 7/10~8/11 14,502件 4,818件 33.2%
平成27年
(平成26年
度補正予算)
1020.4億円 1次募集 2/13~5/8 17,128件 7,253件 42.3%
2次募集 6/25~8/5 13,350件 5,881件 44.0%
平成28年
(平成27年
度補正予算)
1020.5億円 1次募集 2/5~4/13 24,011件 7,729件 32.2%
2次募集 7/8~8/24 2,618件 219件 8.4%
平成29年
(平成28年
度補正予算)
1001.3億円 1次募集 2016/11/14~
2017/1/17
15,547件 6,157件 39.6%

申請書の書き方のコツは?

ポイント

それでは、採択される申請書の書き方のコツとはどのようなことでしょうか?

これまで多く申請書の作成代行をさせて頂きましたが、最も重要なことは審査基準に忠実であることです。

当たり前のことと思われるかもわかりませんが、それが一番の近道ですので、実際に審査基準の一部を見てみましょう。


  1. 審査項目を熟読し、全てに応えること
  2. 特に重要な技術面・事業化面をしっかりと書くこと
  3. 技術面について、次の4点に全て応え申請書に書くこと。
    • 革新的な開発であること
    • 技術的課題と補助事業の目標に対する達成度の考え方を明確であるこ
    • 技術的課題の解決方法が明確かつ妥当であり、優位性があること
    • 体制及び技術的能力が十分に備わっていること
  4. 事業化面について、次の4点に全て応え申請書に書くこと
    • 人事体制、財務状況が備わっていること
    • 市場ニーズ、マーケット及び市場規模が明確であること
    • 価格的・性能的に優位性や収益性があり遂行方法とスケジュールが妥当であること
    • 費用対効果があること

特にこの技術面と事業化面について確実にこたえていくことが重要です。

この書き方については、「ものづくり補助金の書き方とは?」に詳しく纏めていますので、ご参考いただければと思います。

申請代行を依頼する専門家・コンサルタントの選び方とメリットは?

それでは、「専門家・コンサルタントに申請書の作成を代行したい!」と思った場合、どのような点に注意すれば良いでしょうか?

良い専門家・コンサルタントの選び方

まず、良い専門家・コンサルタントの選び方を見てみましょう。

なんとかなく凄そう、たまたまネットで見かけた、良さげなことが書いてあった、という理由で選ぶというのは良い選択とは言えません。

選ぶコツとしては以下のポイントが挙げられます。


  1. 経営学に精通しているか
  2. 多数の採択実績と高い採択率を有しているか
  3. 書く専門家・コンサルタントの専門業界は何か
  4. 誰が申請書を書くのか(文書作成力のある人が書くのか)

まず、1つ目の、経営学に精通しているかどうかについて、ひとつの目安として保有資格が挙げられます。

例えば、私も持っている行政書士の資格は法律に関する試験であり経営学は全く関係ありませんが、中小企業診断士の試験は経営学及びそれに付随する関連知識が問われ、合格率は4~5%程度を突破する学習量と能力が必要となります。

但し、資格も持っているからと言っても、品質はバラバラなので依頼する専門家・コンサルタントの能力を良く見る必要があります。

その他、2~4の項目についても、例えば製造業の中小企業様ならば製造業出身の専門家・コンサルタントを検討する等、細かいチェックポイントがありますので、お知りになりたい方は、「ものづくり補助金の申請書作成コンサルタントの選び方」をご参考にください。

専門家・コンサルタントに依頼するメリット

次に、申請書作成を代行するメリットを見てみましょう。

一番の目的は、補助金採択され設備投資することですから、結果の出せる専門家・コンサルタントが価値のある専門家・コンサルタントと言えます。

その他、ただの申請書作成代行業者ではなく、通常は経営コンサルティングを行っている実績のある専門家・コンサルタントに代行すると以下のようなメリットが生まれます。


  1. 採択率が上がる(良い専門家・コンサルタントに依頼した場合)
  2. プロが作成する事業計画書が手に入る
  3. 申請書類を書き上げる時間と、採択後の報告書類作成の手間が大幅に削減できる(採択後、フォローしてくれる専門家・コンサルタントの場合)

ただやはり、採択されなければ意味がありません。

採択率が高い専門家・コンサルタントに代行することを一番のポイントとしておくべきでしょう。

ものづくり補助金申請代行料金

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一般的に専門家・コンサルタントに申請書作成を代行すると概ね、「着手金10万円~20万円、成功報酬10~20%」の費用が発生いたします。

勿論、費用もさることながら、採択されなければ意味がないので、これまでに申し上げた「実績(実績数と採択率)」、「専門業界」などを良く確認されてから依頼した方が良いです。

なお、当事務所で申請代行をご依頼頂いた結果は、全国平均の約2倍の採択率ですが、下記の料金体系で申請代行させて頂いております。

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当社の5つの特徴

ここまでお読み頂き、良い専門家・コンサルタントの特徴がおわかりになれたかと思います。

その上で、僭越ながら当社の専門業界やご支援内容について簡単にご説明させて頂きます。

全く違う業界であったり、他に良い専門家・コンサルタントを見つけたという場合はそちらに依頼された方がよいでしょう。

1.製造業出身の中小企業診断士(経営コンサルタント)です

当社は製造業出身の中小企業診断士として大阪・兵庫を中心に中小企業を支援するコンサルティング事務所です。

そして、製造メーカーでの長年の受注生産品の立ち上げ業務に携わってきた業界経験を活かし、ただ単にお客様に言われたことを文書にするのではなく、ご提案させて頂きながら事業計画書(ものづくり補助金の申請書)を作成して参ります。

2.採択されるまでご支援いたします

当社で申請代行させて頂いた企業様の採択率は全国平均の約2倍です。

また、万が一、不採択となった場合には、次回の申請代行は着手金は無料で実施しており、ご依頼頂くからには採択に拘ってご支援させて頂いております。(※次回同じ内容で申請する場合に限ります。)

3.アフターフォローもお手伝いします

ものづくり補助金申請書類は、採択後の方が多く大変です。

具体的には、購入した投資設備(機械)を指定の書類に記載し、見積書、発注書、写真など多くの書類を添付し一緒に提出する必要があります。

専門家・コンサルタントによっては、これらのアフターフォローを行わない又は簡単なメール通知のみという所もあるようですが、当事務所では、採択後の報告書作成のお手伝いまでしています。

4.事業計画が明確になります

通常、中小企業診断士などの経営コンサルタントに事業計画を立案してもらうと、20~30万円かかります。

ものづくり補助金申請に事業計画(申請書)は必要となってきますので、採択されれば、お金を貰いながら経営コンサルタントに事業計画を立てられるのが大きなメリットです。

5.補助金・助成金を有効活用して頂けます

ものづくり補助金をはじめ、国からの補助金・助成金を活用しているのは全体から見ると僅かな企業のみです。

当社は、常時、最新の補助金・助成金の情報収集しておりますので、各お客様に合ったものを継続的にご案内をすることができます。

最後に

いかがでしたでしょうか。

ものづくり補助金が採択されるか否かは、申請書の内容に大きく影響します。

つまり、申請代行を依頼する専門家・コンサルタントの質(レベル)にも大きく影響しますので慎重にお選びになることをオススメします。

大阪、京都、神戸を始めとした全国でものづくり補助金のことでお悩みの企業様はお気軽にお尋ねください。

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